メタボリックシンドロームとは?

メタボリックシンドロームを長期間放置しておくと動脈硬化が進行し、やがては、心筋梗塞、脳卒中などの重焉な病気を起こす可能性が
高くなります。
これまで、動脈硬化を起こす最大の原因はコレステロールだと考えられていました。しかし、コレステロール(特に悪玉といわれるLDLコレステロール)のみを下げても、実際には30%ほどしか心筋梗塞の発症を抑制できないことがいくつかの臨床試験の結果から明らかにされています。
最近、過食、運動不足、ストレスなどの生活習慣の乱れから、内臓に脂肪がたまる「内臓脂肪型肥満」が注目を集めています。「内臓脂肪型肥満」の方では、血圧、トリグリセリド(TG)、血糖値などが「やや高め」になる場合が多く、これらの「やや高め」が重なり合うことにより、動脈硬化の危険性が高まることがわかってきました。このような状態を「メタボリックシンドローム」と呼んでいます。
心臓病・脳卒中の発症率は2倍に!
高血圧、糖尿病、高脂血症治療を行っていない男性808名を対象にして、5年間追跡調査した国内のデータです。メタボリックシンドロームのある方は、無い方に比べ、およそ2倍以上も心臓病や脳卒中にかかりやすいことがわかりました。あなた自身のより良い未来のために、メタボリックシンドロームから少しでも遠ざかる努力をしてください。
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あなたは大丈夫?要検査チェックシート
次にあげた項目の中で一つでもあてはまるものがあれば、早めの検査をおすすめします
- 高血圧だと言われたことがある、若しくは治療中である
- 高脂血症といわれたことがある、若しくは治療中である
- 肥満、若しくは肥満気味である
- 糖尿病である、若しくは治療中である
- 親近者に高血圧・高脂血症・糖尿病の人がいる
- 親近者に心筋梗塞・脳梗塞などを患った人がいる
- 運動不足である:1日1万歩が目安
- 軽い運動で胸が締め付けられるように感じることがある
- 多忙でストレスが多い
- 睡眠不足である
- 食生活が不規則である
- しばしば深酒をする
- タバコを吸う
- ファーストフードや油っこい食事が好き
- ストレスが多い
- 足にしびれやだるさを感じる
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動脈硬化度を測定しましょう---検査はとても簡単です。
黒河内病院では、動脈硬化度の測定ができます。
診療受付時にお申し付けください。
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内臓脂肪を測定しましょう---ファット・スキャンとは?
内臓脂肪の測定は、肥満症の管理や治療だけにとどまらず、動脈硬化性疾患(心筋梗塞や脳卒中など)の予防や治療にも極めて重要です。その為にもいとどご自身の内臓脂肪料を測定することをお勧めします。
Fat Scan-ファットスキャンは腹部CT写真による内臓脂肪計測PCソフト です。
パソコン上で簡単に正確な 内臓脂肪量の計測 を実現します。
内臓(腹腔内)脂肪量の計測方法としては、様々な方法が考案されていますが、
現在、 X線CTを使用した方法がもっとも有力 と考えられています。
Fat Scan-ファットスキャンは CT装置のフィルム写真(DICOM画像) から
簡単に行う画期的な内臓脂肪計測ソフトウエアです。
検査方法
腹部撮影を行いCT写真のフィルムよりパソコン上で内臓脂肪の量を面積として計算し測定結果が出ます。
料金2,500円(税込み)
■皮下脂肪と内臓脂肪
皮下脂肪は「定期貯金」、内臓脂肪は「普通貯金」とよく言われます。
これは、皮下脂肪は落ちにくく、内臓脂肪はつきやすく落ちやすい性質から言われるものです。
■内臓脂肪肥満は要注意
内臓肥満によって、糖尿病、高血圧症、高脂血症などの生活習慣病が併発しやすくなります。これらの病気は、動脈硬化を引き起こしやすいので注意が必要です。
肥満には、皮下脂肪型肥満(おなかの皮下に脂肪がたまるタイプ)と内臓脂肪型肥満(内臓まわりに脂肪がたまるタイプ)がありますが、メタボリックシンドロームという肥満は内臓脂肪型肥満をいいます。
具体的にはおへそ周りをはかることでもおおよそわかりますが、おへそを中心にCT写真を撮影するだけでわかります。
当院で検査可能です。
検査時間は、約5~10分で終了します。
ご希望の方は医師・看護師にご相談ください。
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まず生活習慣の改善から!
メタボリックシンドロームの治療は、まず第一にすべての病態の基本となる肥満、特に内臓脂肪を減少させることが大切です。内臓肥満は皮下脂肪に比べて、体重を減らせば減少していきます。基本は食事と運動の二本柱です。
食生活の改善
食生活を改善する場合、まず基本ルールを守ることが大切です。これらを実行するだけでもかなり肥満の解消になります。
A. 3食バランスよくとる
朝食を抜いたり、まとめ食いをしない。
B. 夜遅く飲食しない
就寝前の飲食は食事のリズムを乱すもとになり、肥満につながりやすいので夜8時以降の飲食はなるべく控える。
C. 間食をしない
間食でお菓子などを食べ過ぎるとエネルギーの過剰摂取となり、3色の食事のバランスを崩します。間食をやめることで減量できる人は少なくありません。
D. 食べ過ぎない
「ながら食い」や「早食い」をやめ、適切な量を計画的に。
E. アルコールはほどほどに
適度な運動
激しい運動よりも、運動しながら会話ができるくらい軽めの運動(有酸素運動)を1日30分以上、週3日以上行いましょう。
ウォーキング(1日3km、10000歩を目標に)
水泳(ゆっくり泳ぐ)
サイクリング
エアロビクスなど
喫煙は動脈硬化の危険因子
喫煙は心筋梗塞脳卒中などの血管の病気の最も重要な危険因子といされており、タバコを1日に20本以上吸う人は心臓病の危険率が吸っていない人に比べて3倍以上増えるという報告もあります。さらに喫煙は、メタボリックシンドロームの成員であるインスリン抵抗性を増悪させます。喫煙は血圧にも影響を与え、タバコを吸う人の二中の血圧は吸わない人より高い傾向にあります。このほか喫煙はがんをはじめ、慢性閉塞性肺疾患など多くの病気の原因となっています。禁煙することによって、これらのリスクはかなり減らすことができますので、すぐに禁煙をするのが難しければ、少しずつでも本数を減らしていくことを考えましょう。
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メタボリックシンドロームは薬で治療できるの?
メタボリックシンドロームではまずカロリーの制限や運動といった生活習慣の改善が第一に行われるべきですが、実際には期待ほど効果が得られないケースや、環境、仕事などの関係で、長期にわたって実施しにくい場合があります。この場合は薬物治療を検討します。
薬物治療では高血糖・高TG血症・高血圧のうちで、個々の患者さんのタイプに合わせた薬物治療を行いますが、これまで服用していた薬剤に加えて別の薬剤を服用する場合もあります。さまざまな疾患の複合体であるメタボリックシンドロームには、当然ながら、できるだけ一薬剤で多彩な作用を持つ成分が望まれます。
トリグリセリドが高い方
EPA製剤やフィブラート系薬剤
魚油に含まれるEPAなどの「不飽和脂肪酸」は血液中の脂質を改善させ、血液の状態を正常にして血栓を防ぐなど多彩な働きが認められています。医療用医薬品として、高純度EPA(イコサペント酸)製剤があり、動脈硬化の一種である閉塞性度脈効果症や高脂血症の治療薬として使われています。
血糖値が高い方
血糖を下げる経口薬やインスリン注射
高血圧の方
高血圧治療ガイドライン(日本高血圧学会2004)では、交感神経の過剰な働きを沈めたり、インスリン抵抗性を改善するタイプの降圧剤が望ましいといわれています。
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